NOROIの福袋

中度ASDの日常

中度ASDの日常

 今私はもう夏休みに入っているのですが、もうすぐ受けるToeicのべんきょうと英語のレポート1000字に少してこずっています。

 

 勉強したくても集中できなくてはかどらないとき、とても自分がダメな人間に思えてひどい状態になります。

 午前中はいつも頭が動かなくて、軽い起立性障害かと思う。

 午前と午後で、トーイックのアプリのテストの点がぜんぜん違います。

 

 何かしたくても噛み合わなくてゴロゴロしてるとき、以前親戚に言われた「普通に働いてない」「普通のサラリーマンは命を削って働いてるのに」ということをフラッシュバックして鬱になる。

 

 こうやってIQが高いエリートの子達に混じってハードな学校できつい勉強を2年一生懸命やって、それって仕事と同様に疲弊するけど、心の中では自分自身自分を認めてないところがあると思う。

 普通の30歳の会社員じゃないし、福祉乗車券で電車バス無料だし、留学生支援の仕事をしているけどフルタイムじゃないし、結婚も出産もしてないし。普通の会社員は毎日働いてるのに、と。

 でも、だからと言って簡単にそういった批判に負けて自分自身でも自分を責めてしまったら、福祉システムとか多様性を否定することになり、たとえ個人の心の中であってもそういう流れが社会を作っていくはずなので、かんたんに負けてしまってはいけないとは思う。

 

 普通の会社員になるのは今では本当に一生無理だと思う。中度ASDだから。よく考えたら、冷静に俯瞰したら自分は何度も会社員とか社会の歯車になる努力を全部してきてるし、そうなれなかったことに対して非はないし、いまだって自分ができることを全部やってる。だから罪悪感を持つのはおかしい。

 

 個人が世間の偏見と闘って心の中で多様性を持つことが社会の多様性をつくると思う。

 

おわり。