NOROIの福袋

中度ASDの日常

養子縁組制度について一言

さむいので、ふとしたことでフラッシュバックからの解離状態になったり、うつになることが冬は多いですが、今年はまだましなほうかな。

 

そして、最近養子縁組について調べていて、どうしてもおかしいと思ったのでここに書いておきます。

 

養子縁組には、

①「普通養子縁組」

②「特別養子縁組」

というものがあります。

②の「特別養子縁組」のみが、日本の法律の中で、唯一、実の親と戸籍上の縁を切る方法です。これをしないかぎり、実の親とは戸籍は同じであり、分籍しても厳密には子の住所などを閲覧することが可能です。

 そして、この②は唯一実親の戸籍を出られる方法ですが、虐待などのケースを想定して作られた制度だと言われています。

 いや、そんなのおかしいでしょ。

 虐待を受けて、親と縁を切りたいと望む人間が、特別養子縁組をしないかぎり親の戸籍から出られないなんて。

 虐待を受けて育った子は普通の人間よりコミュニケーションスキルも低いに決まってるし、学歴などもないはず。仕事に就くのも普通よりずっと難しいはず。

 そんな人間が、養子縁組してくれる相手を見つけるのは至難の業です。

 私は心理学をかじっているからかもしれませんが、両親との関係が不幸だった人間に養子縁組の相手を見つけない限りほんとうの絶縁はできないという法律制度はどう考えても矛盾しているとおもいます。

 いや、特別養子縁組制度は未成年の孤児を想定して作られた制度だと言われるかもしれませんが、じゃあ大人になってから絶縁したい大人のために法律を作れと思う。

 

 怒りが収まらない。

 

 つづく。