NOROIの福袋

中度ASDの日常

卒業

先週のことですが、大学を卒業しました。

学生証を返した時、大切なものを失ったような気持ちになった。

もっと大学にいたかった。これからもっと研究をしたかった。

一緒に授業を受けた人たち、大学で過ごした人たちとずっと一緒にいたかった。

夢のような四年間だった。

 

今は特例子会社の求人を探しています。

特例子会社なんて私は知らなかったけど、支援者が教えてくれた。

ふつうの民間企業での障害者雇用で壮絶な差別に遭ってきたので、ふつうの障害者雇用にはあまり応募したくない。でも特例子会社なら環境が良くて働きやすいと聞いています。

 

本当はやりたいことがあったけど、それは障害のためにかなわなかった。

大学四年間の途中で夢がどこかに迷い込んで、帰ってこなかった。

それでも、職業や資格にはつながらなかったけど、大学に来て良かったと思う。きっといつか何かにつながるのではないかと思う。

 

つづく。