NOROIの福袋

中度ASDの日常

転居 医療に結びつくことが一番大事

 きょうは元々の出身地元の物件を内覧して契約してきました。

 

 前主治医とは気まずいことこの上ない。色々あったことを「どういうつもりだったのですか」という問い詰める手紙を渡してこの県に来たからです。それから数か月ですが、返事はもらえなかった。あれだけ大それたことをしたくせに、返事を出さないのか、と悲しかった。中途半端な気持ちであんなことしたのか、と解せなかった。このまま別れるつもりだったが、色々な問題があり、彼に主治医としての役割をまた担ってもらう以外どうしようもない事態になってる。彼しか判断できないことがたくさんある。いや、もともとずっとそうだったけど。彼しか頼れる人がいない。医師として素晴らしい人間だと思う。普通の医者は数分の診察でクスリ出すだけ。自費診療なんて払えない人は薬漬けになり抜けられなくなる。

 

 前の地元に戻れば、足代も保険診療も最低限の負担で済む。一部対面授業があるとしても元々の地元に一回戻って、保険診療をちょっとずつちょっとずつ重ねて前主治医に聞きたいことを訊きながら進路を決めていくしか方法がない。その分通学があるとしたら長時間・高負担になる。それもわかっていて地元に戻る決断をした。支援機関より障害者雇用よりまずは信頼できる医療に結びつくことが一番先だと思ったからです。

 自分の病気を二度と甘く見て失敗したくない。医師の判断を仰ぐしかない。自分を大切にできなくて二次障害が酷くなった。もっと自分を大切にすればよかったと今でも考えます。自分を大切にするって、甘やかすってことじゃなくて私の場合は信頼できる医師を見つけてその人の言いつけを全部ちゃんと聞くっていうことです。今も薬から抜けられてない。精神障害は目に見えないし心無い人は「大丈夫だいじょうぶ」って言って流そうとする。それでも自分まで自分の病気を軽く扱ってないがしろにしたらそれは自分の責任だと思う。医師と相談しつつ自重して自分に合った働き方をなんとか卒業するまでに見つけなければいけない。ひとりでこの県にいて、何となく問題ない振りして4年終わっても、急に社会適応できるようになるはずない。

 

前主治医の力がなければ、どうしても前に進めない。

しかしまだ今も躊躇う気持ちがある。主治医と気まずいし、倫理違反もあったし、それに今日出身地元に行ってきたけど、嫌な思い出ばかりで全然その地元の風景とか懐かしいとか思わないし最早今住んでるところの方が好きなくらいだし戻りたいと思えなかった。

何か、自分が年を取って変わったことだけを実感した。地元はもう過去って感じ。しかし福祉のこととか街のことも隅から隅まで知ってるので有利です。

 

おわり。