NOROIの福袋

中度ASDの日常

大事な支援機関の話 

 最近、障碍者支援機関のことでいろいろあったことを書き残しておこうと思います。

 あまりわかりやすく書ける自信はないですが、障害者就業・生活支援センター(シュウポツといわれている)は障がい者雇用など働く上で結構大切なことなので、体験談を書いておきたいと思った次第です。

 

 ちょうど一年くらい前、この公団に引っ越してきて、私はアルバイトをする目的ですぐに支援機関を探しました。

 その時は、この市の短時間障がい者雇用の取り組みを知って、短時間の障がい者雇用で働きたいと思ってある市立の支援機関にでんわして予約を取って面談に行きました。

 

 結果、担当者にでんわの段階でも、自分の状況を話すことに。

 そして、「これまでも他府県でシュウポツで職場定着の支援を受けてきた。同様の支援を希望している」と話した私に、担当者は「あなたが大学に所属している以上、そういったサービスは行えない。自分でがんばって」と言った。

 

 そしてじっさいに面談すると、短時間雇用の取り組みは破綻しているという状況で、求人自体、現時点ではほとんどないという話だった。

 そして40歳くらいのきれいめな感じの女性の担当者が「職場定着支援のサービスはできない。大学のキャリアセンターに頼めば?自分でがんばって。うちは今けっこうコロナで大変で。。」とくりかえす。私は聴覚過敏と話しているのにうるさいロビーで話を続けた。話途切れると「一般求人に行けば?障碍者求人は少ないけど一般求人は求人数が多いよ」とゆるーい感じで言われる。

 

 そして、そのとき、よく覚えてないのですが、何かの事情でまた面談するため、予約を取った。たぶん、数か月後になれば短時間の求人がでるかもしれないという話だったと思う。大分先に予約を入れて別れた。

 

 しかし、その予約の日の少し前に、その担当者からでんわがかかってきて、「コロナ対処の方針として、緊急ではない予約は取り消す方向になったので取り消してもいいですか。」ということを問われたのですが、その電話がなんかうれしそうなんですよね。短時間雇用が出るかもしれないと望みを掛けていたが、求人も出てないし、もう面談もいらないよね?と言われて、もうこの支援機関はダメだ、と思った。

 

 そして、それからさらに数か月後、またその担当者から着信があったけど、コールバックしませんでした。もうバイトも決まってたし。

 そして、その数か月後事情があって電話番号変更したので、その後連絡があったのかどうかもわかりません。

 

 しかし、最近、一般求人の仕事をする上でやはりシュウポツが私には必要だと切実に思い、支援機関をネットで探してでんわしてみました。

 

 でんわで聞いてみたら、場定着支援や相談、定期相談などの支援を受けられるという話だった。

 で、改めて担当者から連絡します。ということを言われ、二日後でんわがかかってきた。

 担当者はすごーく感じのいい人だった。で、話しているうちに、

「あなたは一年くらい前にも来所相談されていますよね?」と言われた。

私は滅茶苦茶驚きました。

 

何か、短時間雇用の委託も受けているけど、シュウポツの名前も持っている、正真正銘前と同じ支援機関だったんです。でんわ番号も多分同じ。

それで私は「大学に在籍している以上、職場支援などのサービスは受けられないと言われたのですが」と経緯を話すと、

「え??そんなことないですよ?」と言われた。

そりゃそうだ。よく考えてみると市立の就業生活支援機関なのだから、市民である限りサービスを受けられないわけない。

 

つまり、一年前の担当者は自分の胸ひとつで、私をてきとうな事言って門前払いしたということです。

 

しかも、そのことが私だけではなく職員にも知れてしまった。こんなことってあるんですね。私はクレーム入れるつもりなんて全くなかったのに。

 

そのせいかはわかりませんが、新たに予約を取って同じ支援機関に再び来所すると、受付に行くまでもなく知らない職員が声をかけてきて、丁重すぎるほどの対応で案内され、待合に。

 

その後担当者と面談しましたが、普通にできること、できないことを言ってくれ、親身になってくれる良い担当者でした。若い女性と年配の女性二人対応。

 

まあ、これで話は終わりなのですが、私は以前にも障がい者支援機関で似た体験をしたことがあります。

障がい者支援機関というのは当たり前ですが、障碍者を相手にしているため、こんなことを言いたくはないけど、ものすごく杜撰な仕事をしても、クレームになりにくいという現実がある。もちろん大変な仕事を一生懸命誠実にやってる職員の方のほうが多いと信じたいですが、中には障がい者に口無しと思っている職員も存在します。

 

しかもこういうところの面談というのは、密室で行われることも多いです。

そういう場で虐待に近いことを受けた経験もあります。

そういうこともあり、今日は小型録音機を持っていきました。

 

まあ、今日は良い担当者だったので、必要にならず、ほっとしました。

良かった。

 

つづく。