NOROIの福袋

中度ASDの日常

ドロドロ

 春休みに入って、市民体育館に行くくらいしか用事がない日々。

 

 美術館とかも無料で行けるかもしれないけど、あまり興味がない。

 私も、以前の会社で出逢った他の精神障害者もそうだったけど、普通の人より疲れた顔してて、あまりいろんなことに興味を持たない。笑顔でいるつもりなのに「笑顔じゃない」と言われる。

 それって脳科学の本読んでたら、過去の親子関係や辛い体験で実際に脳の「線状体」というところに傷が付いていて、興味や楽しみを感じにくいらしいです。

 辛い経験をすると大人でも海馬などが委縮して、脳にダメージが残ってしまうという。(子供はもっと酷い影響が出る)

 ・・・こういう知識を知ってたら、「若いうちは何でも挑戦」とは言えなくなりますね。いろいろな体験するより、保身を考えた方がいいかもしれない。

 

 親子関係が悪いと人生の全てに影響するというのが最近の脳科学や心理学の定説ですが、これはすごくショックでした。

 だって恵まれない家庭にうまれて、その時点でもう苦しんでいるのに、その後の人生で取り戻せるんじゃなくて、悪い影響がずっとつづくという。生まれ育ちの悪さが人生の苦しさに比例するということ。

 

 そして恵まれた家庭の子は最初から最後まで良い影響を受けてどんどん幸せになるということ。

 

 何か、こういうのって私が小さい時は常識ではなかったな。

 「若い時に苦労しておけば、あとから幸せになる」というのが信じられてた。

 

 そういう学説も出てきたらいいのにな。

 

 

 「艱難汝を玉にす」っていうことわざもありますね。

 

 つづく。